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仮彼氏。

第10章 媚薬。




―放課後―


「げっ…」

下駄箱で靴を履き替えていると、外から雨音が聞こえてきた


「結構降ってんな」

「うん…
どうしよ、傘持ってきてない……」

「俺持ってるから大丈夫」

ほら、と言って黒い傘を持ち上げる銀

ってそれは……


「相合い傘的なあれですか…?」

「それしかねーだろ」

うわぉ…
まじですか……


「もっとひどくなる前に行くぞ」

「はい…」

恥ずかしいけど、しょうがないか……


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