仮彼氏。
第16章 番外編2。
腕を引っ張られ、公園のトイレに押し込まれる
本当に今さらなんだけど……
「やだ!やめて!!」
恐怖と嫌悪がぐちゃぐちゃになって胸に押し寄せてきた
「…うっせーな、黙れよ」
「んっ…!」
小瓶を口に押し込まれ、トロッとしたぬるい液体が喉を通る
何これ!?
「媚薬、使ったことある?」
「び、やく…?」
………媚薬!!?
「あるわけないでしょ!?というか媚薬なんて嘘に決まってる!」
「いいよ別に信じなくても
…でも、今にとぉーっても気持ちよくなっちゃうからね♪」
気持ち悪い。
でも男の言う通り、段々体が熱くなってきた
「顔赤いよ?効いてきた?」
「っ触らないで!」
頬をつつかれるだけで、肩が揺れてしまう
こんなの嫌だっ……
優、助けて…!───