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仮彼氏。

第3章 テスト。

「お、重いよ…!?」

「…いいからとっとと座れって」

「うー…」

恐る恐る、銀の上に腰をおろす


「…いいか?
ここの部分に、この式が使えんの。分かる?」

「…あのー」

「なに」

「近い、です……」

さっきから銀の吐息が首筋に当たってくすぐったい


「…で、ここをまとめて」
「無視しないでよ!!」

私が叫ぶと、銀が溜め息を吐いた


「今度解説遮ったらお仕置きするから」

「え…!?
お仕置きってなに!?」

なんか怖いんですけど!!


「何しよっかなー」

ニヤリと笑う銀
嫌な予感しかしない…


「わ、分かった…!
もう遮らないからっ!」

「それでよし」

怖いよー…


「…じゃあ続き
この式に、問題文のこれ代入すんの」

「あ、そっか!」

何気教え方上手いのが腹立つ。。


「次のも同じ感じだから解いてみろ」

「うん!」

銀に言われた通りに解くと、面白いほど簡単に解けた


「出来た…!!」

「ん、良くできました」

頭を撫でられて少し顔が熱くなる


「…お前分かりやすいな」

「えっ…!?//」

慌てて頬を手で覆うと、銀に笑われた


「早く続きやるぞ」

「…はい」


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