テキストサイズ

仮彼氏。

第4章 契約。



「どこにいるの?」

「…は?」

「銀の彼女」

彼女、でもないんだけど…


「んなこと姉貴に関係ないだろ
…というか早く閉めろよ」

「なんだー?反抗期かー?」

「……」

…うぜぇ


「それに銀の彼女がどんな子かちゃんと見定めないとね

…どうせ部屋にいるんでしょ」



バンッ


「やべ…」

開けるときと同様に思いっきりドアを閉めた姉貴

何やらかすか分かんねぇ…



ザバッ


急いで湯船から出て、全身をシャワーで流す

風呂場を出ると、いつも通り着替えが用意してあった


「千晴…!」

急いでそれを着て、階段を駆け上がる

俺の部屋がある廊下まで来ると、僅かに千晴の声がした


ストーリーメニュー

TOPTOPへ