仮彼氏。
第5章 泊まり。
「なんでTバック!?
なんでシースルー!?」
グレーのパーカーを握り締めながら、高木さんを睨み付ける
「…佳奈様の仰る通り、とても可愛らしいお方ですね」
「…なんで姉貴が出てくるんだよ?」
お姉さん、佳奈さんていうんだ…
「下着の方もピッタリのようですし」
「おい、人の質問に答えろ…」
「では、私はこれで」
ガチャ
「……」
行っちゃった…
「…お前、ちゃんと前閉めとけ」
「え…?」
銀がパーカーのチャックを指さす
「別に、寒くないよ?」
「ばーか
…襲いたくなんだろ」
「なっ…!?//」
お、襲っ…///
「襲ってもいいなら襲うけど…」
「閉めますっ!!!//」
慌ててチャックを引き上げると、銀が溜め息を吐いた