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手探りな絶望

第7章 献身

結局
おそろいの
マグを買って

俺たちは
部屋に戻って来た



「せっかくの休みなのに
どこも連れてかなくて
ごめんな?」



「そんな・・

私は
とっても楽しいですよ」



「そぉ?」



「はい、ほんとに」



恥ずかしがる時
声が小さくなる癖

あとは
話しにくいことを
話すときに
声は小さくなる



今日の
冬実は
良く笑い
声もわりと大きい



素直な
笑顔が

俺の心を
おどらせる

どうかこのまま


俺に
冬実を抱かせてくれ








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