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手探りな絶望

第9章 衝撃


冬実の部屋の前に
座り込み

俺は
何度も何度も
冬実に電話をし
メールを送った






『怒ってなんかないんだ

心配なんだよ


どこにいる?



お母さんは大丈夫?



冬実


冬実は

大丈夫?



もう一度
冬実に会いたいんだ


このまま
二度と会えないなんて
耐えられないよ


好きなんだよ
冬実


連絡
して欲しい



ずっと

待ってるから』




送信。

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