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手探りな絶望

第10章 絶望




「ちょっと寝ろ」



そう寺田に言われて
寺田の布団をかりた


こんなに混乱してるのに

何故か俺は
どこかホッとした気持ちで
数時間爆睡していたらしい



起きると

寺田は
お笑いの番組をテレビで見ながら
バカ笑いをしていた



なんだか






全てが


どうでもいいような
気がした

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