テキストサイズ

手探りな絶望

第10章 絶望


「寺田ぁ」


「おぅ、起きたか」



「お前のバカ笑いが
うっさくて
目が覚めちまったじゃねーか」



「わりぃわりぃ
あははは(笑)」



なんも

ほんとは
悪くねーのに。



それから寺田は
スポーツドリンクを
冷蔵庫から取り出し
俺に
手渡してくれた



「さんきゅ…

なぁ、寺田」



「なんだ?」



「今日、これから
お前なんかある?」



「いや

なんもねぇ」



「頼みあんだけど」



「なんだよ」







「謎解き

手伝ってくれよ



全部…




全部

話すから」








「わかった」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ