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手探りな絶望

第11章 千夏


俺が
中学一年の時だった

小学校の頃から
寺田と少年野球を
やってたこともあり

俺は、野球部に入部していた



千夏の存在は
小学校の頃から知っていたけど
さほど仲がいいという
訳でもなかった


千夏は髪が長く
少し控え目な子だったけど
笑顔の可愛い
女の子だった


中学になると
千夏は野球部の
マネージャーになり

たまに
話しをするようになった




そんなある日の放課後

忘れ物をした俺が
ひとりで
部室に行った時


見ちゃったんだよな・・・






千夏は




いじめを
受けてたんだ


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