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手探りな絶望

第3章 接近


結局

定時になっても
佐々木さんからの
接触はない


しかも

今朝の
サンプル試験に
手間取ったせいで
俺は残業になってしまった


残業してるのは
俺以外にもチラホラ


柴田さんは…帰ってしまったらしい




この
なんとも言えない感情を
雑談でもいいから
ぶつける相手は
いないってことか



はぁ…



俺は溜息をついて
また携帯を取り出した


そして…




『やるせね〜www』




投稿、完了。








それから俺は
二時間の残業を終えた

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