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手探りな絶望

第4章 野球

翌朝



アラームで
目が覚めると
俺は
いつの間にか眠ってしまったことに
驚き


そして


急いで
ブログをチェックした




画面には



コメント一件



の文字。






俺は
飛び起きて
コメントをタッチすると



そこには
また

グラタンからの
コメントが届いていた


そして
心の中で
よっしゃ!
とつぶやく俺


いつの間にか

苦手としていた
コメントを
待つように
なってることに驚く





書かれていたコメントは




『そうだと思います』




以上。





そ、そう?


やっぱ…

そう?




(苦笑)




誰かわかんねーのに
なぜか
グラタンの言葉を
待ってる自分がいる



馬鹿だよな

なんも
知らねーのにさ(苦笑)






思いながらも





俺は

コメントを返信した





『…ですよね…』





送信・完了。





わかってるよ
本当は
とっくに。


きっと俺は

スーパーで
佐々木冬実に
謝られた時から





気に入ってたんだ

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