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手探りな絶望

第4章 野球



それから俺は
コメントが入ると
知らせてくれる
お知らせ機能を設定した



なんだろ




なんでこんなこと
してんだろ…



寺田にも
言えないことを


その時の
素直な気持ちを


書けるからだろうか





でも

そんな気持ちに
コメントとか
やめてくれ



そう思ってたのに



グラタンのコメントは

嫌じゃなかった






今じゃ
待ってるくらいだ



ブー…



あ、お知らせ機能だ!




俺は
急いでコメントを
チェックした


もちろんコメントの主は
グラタン



内容は




『気付いてたはずですよ?』




(苦笑)

参ったな。




グラタンは
本当に
俺のことを
どこかで見ているようだった

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