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手探りな絶望

第4章 野球

そう思った時
彼女はトイレへと
席を立った



急いで
ブログを開き


俺は

あの人に
助けを求めた



『誘ったら…迷惑かな…』更新。































「お待たせ…しました」



「あ、おかえり
全然お待たせじゃないよ?(笑)」


残念ながら
グラタンよりも先に
彼女が
帰ってきてしまった



グラタンの答えは
見られそうも…ないな


俺は
携帯をポケットにしまい


景気付けに
お猪口の
酒を飲み干した




「さ、佐々木さん…」



「はい」






「さ、佐々木さんは…

日曜日



日曜日とか…

何やってんの?」






お…


おしい…





もーちょいだったのに…



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