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第2章 2


あきらがソファーに座るとゆっくり話し始めた。
「拓哉……店に入ってきて、シュンについたんだ、今のお前と一緒だ、金も住む所もなくて、施設にいる弟引き取るために店に来た。でも、シュンについて少したった頃、初めて同伴で出勤してきた拓哉見た時、何か…すげー嫌な感じしてさ…しばらく様子見てたんだ…案の定…その女とホテル行きやがった。禁止なんだよ…枕わ…俺、拓哉に言った。辞めろって…でも、あいつ…なんて言ったと思う? シュンが、弟を施設から出して引き取るって言ってくれたんだ。そのためなら、何でもないよこんなこと……って…俺、腹立って次の日シュンのマンションに行ったんだ、シュンの奴、俺部屋に入れたよ……でも、そこで見た光景わ………」

あきらの肩が震えていた

「あきら…」

「拓哉………拓哉の上に男が乗って……犯されてた……」

「そんな……」

「まわりに何人かの男もいて………シュンが言った…俺らの性欲処理なんだよ。なぁ…拓哉。俺気づいたら殴ってた…殴らないって決めてたのに………」

「それで、拓哉わ…」

「弟のことも嘘だとわかって、拓哉……わ…店やめてこなくなった……俺…気になって仕事どころちゃなくて……探した。そして……マンションで……あいつ見つけた………拓哉…自殺図ったんだ」

「……そんな……」

「あいつ…後遺症で耳…あまり聞こえないんだ…」

「そうだったんだ。」

「だから…シュンにわ、気をつけろ…」

「わかった…何だか俺も腹立ってきた!!」

「クスっ…」

あきらわ笑うとえくぼが可愛いイケメンだ。

「それで、拓哉の弟わ今…」

「去年、俺が連れてきて、部屋借りて、そこで2人で暮らしてんだ」

「良かった!!」

「うん。あいつわ笑ってた方がいいんだ。泣かせたりする奴わ許さねー」

「あきら……さっき…殴らないって決めてたって…あれ…どういう…?」

「………あぁ…なんでもねぇよ…!!飯食い行くか!!」

気になりつつ、あきらと夜の街に出た

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