
蛹
第5章 5
「毎日飽きずによく来るな…」
あきらが佐久間に話しかけた
「孝之わ?」
「孝之わ、しばらく来ないよ、つうかお前が来るとあいつ手元がおぼつかなくなるから休ませてんだよ、あんたのせいで孝之わ職なしだ!!可哀想によ」
「……わかった…」
佐久間わ肩を落とした
「あんたさ、孝之のこと好きなのか…?」
「……わからない、けど孝之のこと気になって仕方ない…」
「それ、好きって言うんだよ」
「…………」
「けど…残念だけど、孝之、最近恋人できたばっかだからさ、あんたに来られたら孝之の気持ちがおかしくなっちまうかもしれないからさ、もうこないでくれな」
「……そっか、恋人できたのか…わかった…」
佐久間わ店をでた
あきらわ、嫉妬していたのかもしれない、あんなでたらめ言ってしまったことを後悔した。
「ただいま」
「あきら、おかえり」
拓哉が抱きついてきた
「拓哉、風呂入ろ…」
「うん!!」
「あっ…あんっ…あきらっ…どうしたのっ…!!…ああっ…はげしっ…ああっああっっ!!」
「はぁ…はぁ…はぁ…ああっ…拓哉っ…もっと鳴けよっ………はぁ…ううっ…」
壁に手をつかせ後ろから責めるあきら…
「あきらっ…逝っちゃう…だめっ…ああっっ…あきらっ…」
「拓哉っ…逝くぞ…ああっ…あっ…はぁ…はっ…ああっ…逝くっ…ああぁぁぁ…っ…っ…」
あきらが果て、拓哉も一緒に果てた…
「拓哉……まだだ」
拓哉を抱きかかえそのままベッドに向かい朝まで拓哉を責め続け、拓哉わ、気を失ってしまった
「ごめんな…拓哉」
頭を優しく撫でた
…畜生…
あきらわ孝之のことを思っていた。
「んっ…」
拓哉が目を冷ます
隣にあきらが眠っていた
「あきら…」
そっとキスをする拓哉
寝返りをうつあきら…
「…たか…ゆき」
…え!?
…どうして…
あきらが確かに寝言で孝之の名前を呼んだのだ
着替えてマンションを出る拓哉…
孝之のマンションに向かった
