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大人でもない子供でもない

第3章 見えない壁

小春が早くも三浦くんと付き合ってることは学年中に広まり話題となった。

席が隣のことからみんなからもからかわれる。

が、転校生はもう一人いたことを忘れてはいないだろうか?

私、咲野 憂。亜久津くんに困っています!
てゆーか男子全員に!!


転校生が来てからもう1週間が過ぎた。
もう一人の転校生亜久津は早くも友達をつくり楽しくやっていた。

でも、突然…
「きゃーーー!!憂ちゃん助けて泣」女の子が叫びだした。

田中が女の子のスカートをめくったらしい。

「ちぇっ!あと少しだったのに!」田中が残念な顔をしていると

「ちょっと!!田中!やめなよ!」と憂は田中に怒った


「でたよ。おせっかいさん!」田中は飽きれていた。

「なによ!!スカートめくりとかガキくさい!」

そーよそーよ!っと女子は頷く。

「は?知らねーのか?今時スカートめくりしないからこそかっこいいんじゃないか!!」田中はいつも意味不明な発言をする。

「女の子なかしてどこがカッコいいのよ!だいたい、そんなこと誰が言ってたの!?」憂が言うと田中は


「亜久津!」と指をさした。

「やっぱり…元はあんたね!」憂は亜久津にむかって言うと亜久津は

「言ったけど、やれなんて言ってないしー」と横を向いた。

すると亜久津の周りにいた男子が

「亜久津いーな。怒られてる」
「俺もおこられてーー」
「咲野は大人っぽいもんなー」
「今度スカートめくってみよーぜ!」
などと話しはじめたが。私の話になると亜久津は

「咲野はやめろ!!!」と言いだした。

「なんだよっ。ちぇっつまんねーw」と男子は話題を変えた。

なんで。私はだめなんだろー。亜久津もしかしてかばってくれたのかな??

そう憂が思っていると

「おーい!咲野さん泉くんが呼んでる!」と廊下ぎわの女子に呼ばれた。

「え?泉くんが私に?」憂は教室を出て行った。


教室では…
「泉くんってあのサッカーのイケメン?」
「まさか、告白とか?」と女子は騒ぎ
憂の後をついていくことにした。





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