テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第10章 君の変化

涙が頬を伝っていた…。



予想もしていなかった告白に
驚きと、嬉しさと、





“私達、これからどうなるの?”



そんな不安と…。







「眞子ちゃん…?

眞子ちゃんも、俺の目を見て好きって言って?」


「えっ!?」



「俺だけ言うってズルくない?」


「ズルくないよ…。」



「言わないつもり?」


「だって…。」



「だって何?」


「…。」




……………………………………。




「いろんなこと…
考えさせて、ごめん。」



素直になれない私の頭を優しく撫でてくれる君。






好きって言ってもらえたのに
心はまだ満たされなくて…



欲が増えていくのは私も同じ。






もっともっと、


安心できる言葉と約束が---




欲しい。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ