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叶わぬ恋でも君のために。

第10章 君の変化

「それに…

俺と恋愛した方が…不安、無くなると思わない?」



拓実君…こんな冷めた目、

してたっけ?




「まぁいいさ…。

きっと…眞子ちゃんも、俺のことを選ぶ日が

必ずやって来るから…。」



「…?」




「アイツと同じように…。」




アイツ…?





「彩と同じように、兄貴を捨てて…


俺を選ぶ日が必ず来るよ…。」









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家に帰ってから拓実君の言葉の意味を
ずっと考えていた。




秀ちゃんと、彩さん…。


彩さんを想って秀ちゃんから別れを告げた、って…


そして、拓実君の元へ行った彩さんだけど
結局は振られたって…拓実君が…言ってた。





三人の間で、何が起こっていたんだろう…。





私は、秀ちゃんの口から---


まだ何も聞かされていない。




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