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叶わぬ恋でも君のために。

第10章 君の変化

「拓実に…何か言われたの?」


「…。」


「眞子ちゃん…聞きたいことがあるなら
聞いてごらん?」


「…。」



そういう言われ方をされると
ちょっと怖い。


聞きたいことが沢山ありすぎて
何から話したらいいのか…。



「眞子ちゃん?」


よっぽどそんな気持ちが顔に出てたのだろう…。



「心配しないで?
何を聞かれても平気だから。」


君はそう言うと、私をひょいと抱き上げて
結局…寝室に連れて行くのであった。








私をベッドの上に寝かせると
秀ちゃんも向き合う形で横になった。



そして---



「さっ、何から話そうか?」



君は、優しく笑ってくれたんだ。

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