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叶わぬ恋でも君のために。

第11章 君のこと。

最終的には秀ちゃんの押しに負けて
二人で狭い湯船に浸かった。


身体の隅々まで丁寧に洗ってもらって
本当に“身体”に関してはもう…熟知されてしまった気がする…。


こんな場面でまで才能を発揮されてしまうなんて…。




後は---


お互いの心。




朝食を済ませて私達はソファーで手を繋いでまったりしていると


「今日は、俺からの質問に答えてもらうよ?」


君は、そう言って微笑んだ。





秀ちゃんの聞きたいことって…何だろう…。


何故か何も思い付かなかった…。








「じゃあ、まず1つ目の質問♪」




明るく発声したと思ったら…







「眞子ちゃんの…





忘れられない人のことが


聞きたい。」





次の声は…やけに切なく感じたんだ…。










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