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拓実君から小料理屋の地図が送られて来た。


気が向かないけど


本当に番号を知っているのかさえもわからないけれど…



託すしか無い。









そして…その数分後に着信音が響いたので
画面を見ると、今度こそは…社長だった…。




「社長っ！」



慌てて声を発すると
今までに聞いたことのないそれはとても呆れた声が耳に届いた。



「生田君、君にはガッカリしたよ…。」



！！！



「真面目な社員と見込んでいたのに…」



「社長、あのっ…。」



「破談にする気かね？


うちの会社にとって大きな利益になる結婚を…




いや、うちの会社を潰す気か？」




「そ、そんなっ…。」



「息子の世話を頼むと言ったが

下の世話まで頼んだ覚えは無い。」



え…？




「社長…？…私達はっ…。」




「誤魔化しても無駄だ、全て…











拓実に聞いている。」







拓実君－－－？