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叶わぬ恋でも君のために。

第15章 別れの時

「だから、兄貴なんか忘れた方がいいって言ったのに…。」




そんなの…





「もう、諦めた方が…
眞子ちゃんのためだと思う。」







聞きたくない。










自分の耳で、目で確認したい。





「拓実君…教えて…。」









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電話を切って…空港に向かった。


拓実君が言った時間が正しければ



まだ間に合う。






直接会って、秀ちゃんの口から今思っていることを確認したい。

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