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叶わぬ恋でも君のために。

第15章 別れの時

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「眞子ちゃん…ごめん…。」




一週間振りに会った秀ちゃんは…

少し痩せたような気がする。




「どうして謝るの?


…秀ちゃん?


私、待ってていいんだよね…?


秀ちゃんの帰りを待っていればいいんだよね?」




どうして会いに来てくれなかったの?


どうして彩さんに会いに行くの?









「……く…て……いい……。」




………?







「待たなくて……いい…。」




!!!




「……ど、どうして?」





「眞子ちゃんには…



幸せに続く道がちゃんと目の前に出来ていたのに…。




俺は…



その道を奪おうとしていたんだ…。」








秀ちゃん…何を言ってるの?

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