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叶わぬ恋でも君のために。

第15章 別れの時

「谷口君と生田君は、社内でも有名な美男美女カップルだったんだが…


谷口君が海外赴任をする時に生田君も向こうに連れて行くと言い出してね…。


生田君は実力があるし、女性社員が育ちにくい会社としては正直手放したくなかった…。



まぁ…結局は別れてしまったようだがね…。




先日向こうで谷口君に会ったんだが、彼女も作らず真面目に頑張ってたよ。


契約期間より一年早いんだが…彼自身の希望もあって、来月帰国する。


生田君がずっと一人だって伝えると
プロポーズするって意気込んでたよ。」






眞子ちゃん…



ついこの間まで彼からもらった指輪嵌めてたんだよな…。


身体の一部って言ってたもんな…。


最近まで眞子ちゃんに気持ちを伝えられなかった弱い俺。


現実と向き合わずに逃げてばかりだった俺。




プロポーズされたら眞子ちゃん…



喜ぶかな…。




眞子ちゃんは…










アイツとの方が
幸せになれるかもしれない。

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