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叶わぬ恋でも君のために。

第16章 それでも君を想う。

「あの頃は…俺よりも仕事の方が大事なんじゃないかと思って…焦ってる自分がいたけど


今、仕事楽しい?」



「……。」



仕事が好きだった私。


だけど何かがある度に
仕事に逃げてる自分も居る。



「俺は…いつでも
眞子を嫁に貰う覚悟はできてるから。

あの頃と変わらずに…
眞子をずっと想ってきたから。」



ずっと…?



だって、好きな人ができたって…。



「あの頃は…眞子も任せられる仕事が増えてきてたし、眞子の好きな仕事の邪魔しちゃ悪いと思って

海外赴任の話をもらった時から
身を引くことを考え出したんだ…。」



私のために…私達は別れたの?



「向こうに行ってすぐに…


いや…


眞子に嘘をついたその瞬間、後悔した。」


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