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叶わぬ恋でも君のために。

第16章 それでも君を想う。

いつもと同じように電話をくれた智哉。


既にウトウトし始めていた私は、布団の中で瞼を下ろしたまま智哉の話に耳を傾けていた。


「そーいえばさ、」


「…うん?」



「俺、来月から眞子の上司。」


「……だね…。」



「ったく…もっと興味持てよ…。」


「…。」



「お祝いしてくれるだろ?」


「…会社の皆でね…。」



「冷てーなー。」



もう、落ちそう…。




「あ、そーいえばさ、」


「…何?」





「今度、社長の後継ぎ息子が


研修のために出勤してくるみたいだな。」







...










...















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