テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第19章 表の顔と裏の顔

電話応対やお茶の出し方、その他諸々でようやく一日が終わった。


始まる前は“私、覚えが悪いので大丈夫かな…”って不安そうにしていた彩さんだったけど


本当に教える必要があるのかな、って思うくらいに覚えが良かった。



会議室の片付けをしていると


「生田さん、私と同い年なんですよね?」


彩さんが尋ねてきた。


「すいません、履歴書見させて頂きました。」




…え…?




「下の名前で呼んでいい?」


「ど、どうぞ…。」



「良かった!じゃあ眞子ちゃん、ね♪」


「…はい…。」




「ねぇ、眞子ちゃんこれから少し時間ある?」




「…?」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ