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叶わぬ恋でも君のために。

第3章 君は幸せ?

「秀ちゃん…。」



どうしてずっと笑ってるの?



「だから、そんなこと気にしないで明日も楽に来てよ。

楽しみにしてるから。


ね♪」




何で私…励まされてるんだろう…。


しかも、ジーンときちゃってるし。




「秀ちゃん、一つ聞いてもいい?」


「なあに?」


「秀ちゃんは毎日昼寝するの?」


「しないよ。今日はたまたまだよ。
昨日ちょっと眠れなかったから。」


「…。」




“眠れなかったから”






君のその言葉が何故か耳に残った。






君が眠れなかった理由って何?




君は今、幸せ?




たった一日一緒に居ただけなのに




私の心は確実に


君に侵食され始めていたんだ。

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