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叶わぬ恋でも君のために。

第3章 君は幸せ?

「秀ちゃん、ごめんなさい。」


「どうしたの?何で謝るの?」



「私…今日仕事らしいこと何もしてなくて…。

一緒になって寝てしまうなんて。」



「うん、それで?」



「社長に今日の分のお給料いらないって言います。それで許されることでは無いけれど…。」







「…ねぇ、眞子ちゃん。

僕ちゃんと勉強したよ?」


「…?」


「堅苦しい挨拶でも必要な時ってあるよね…。」


「…。」




秀ちゃんはそれから私が午前中に一方的にしていたと思っていた講義内容を要約して言い始めた。


私が唖然として聞いていると



「ね?ちゃんと覚えてるでしょ?」



全てを言い終えてニコニコと笑う君。



「反省するのは僕の方だよ。
眞子ちゃんが来てくれたのに寝ちゃったんだから。


僕から話しておくよ。
勉強中に寝ちゃったよって。」



「そんな軽く?」


「大丈夫だって。僕は叱られ慣れてるし


バカって言われ慣れてるから♪」

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