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叶わぬ恋でも君のために。

第19章 表の顔と裏の顔

そして---


止まった私の足音に…


秀ちゃんが振り返った。




「…お疲れ…。」


秀ちゃんが私にそう声を掛けてくれた。



「…お疲れ…様です…。」




秀ちゃんが一歩ずつ…こちらに向かってくる。




さっきの話…何か言われるのかな?
それとも何も言わずにすれ違うだけかな…。




もしも---


秀ちゃんから
会社辞めてほしいなんて言われたら…





考えただけで…



胸が張り裂けそう…。













秀ちゃんは…




私の正面まで来ると






立ち止まった。




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