テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第19章 表の顔と裏の顔

聞き間違いだったのかもしれない…。


だけど---



次の秀ちゃんの言葉が怖くて
その場を足音を立てないように立ち去った。




彩さん…



秀ちゃんの好きな…彩さん…。





聞き間違いで無ければ
どうしてあんな嘘をつくのだろう…。


私…彩さんに
嫌われるようなことしたのかな…。


それとも…


私と秀ちゃんのこと、気付いているのかな…。




午後からも智哉に沢山指示されていて忙しいのに
頭が働かないや…。



--------

----





気分転換にコーヒーを買いにビルの中にある自販機に向かった時だった。



その姿を見て足が止まってしまった。







自販機の前に





…秀ちゃんが居たんだ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ