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叶わぬ恋でも君のために。

第20章 君のためについた嘘。

智哉はあの日から…


秀ちゃんの前になると
ちょっとおかしい…というか、


普段は何もしないのに
その時だけ私の髪に触れたり


周りが見たらイチャイチャすんなよ、って言われそうなくらい智哉は私に触れた。


秀ちゃんが見てる時だけというのは
明らかだった。



そして…私と智哉がよりを戻したという噂が勝手に流れ始めた。




彩さんの方は…あれ以来何をされる訳でもなく
彩さんと二人きりで会うこともなく


社長から首を言い渡されることもなく



なんだかちょっと…
気持ち悪く思えた。





そんなある日のこと…。





仕事を終えて帰宅し、お風呂から上がると滅多に鳴らないインターホンの音が鳴り響いた。



こんな時間に…誰だろ…。






そう思いながらモニターを覗くと




!!!








どうして…?








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