テキストサイズ

叶わぬ恋でも君のために。

第4章 君と二人で朝食を

家に帰って社長に送るメールを作成していた。


---秀ちゃん…。


あんな風に言ってくれたけど…

秀ちゃんが怒られるのは…なんか可哀想だ。






私が選んだ答えは…


嘘の報告書だった。





明日…挽回すればいいよね…。


私は今日の内容を盛ってしまったのだ。



社長、ごめんなさい。

明日からは真面目に頑張ります。



そう心に言い聞かせながら送信をクリックした。





昼寝をたっぷりしたからかその日の夜、中々寝付けなかった。


毎晩思い出すのは…二年前に別れた彼のことだったのに…



今夜は秀ちゃんの笑顔がちらついていた。



---秀ちゃん…眠れただろうか…。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ