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叶わぬ恋でも君のために。

第21章 自分のために。

金曜日の夜には智哉が帰ってくる。
智哉に自分の気持ちをちゃんと伝えよう…。



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木曜日、仕事を終えていつもの帰り道を歩いていると、その道の先に見覚えのある人影が見えた…。


見間違えなんじゃないかと思って
何度も目を凝らしたけど





やっぱり、君だった。














「眞子ちゃん♪」






私を見つけて駆け寄って来る君は…


あの頃のように、笑っていた。







「秀ちゃん…。」





君の笑顔を見ただけで


涙が溢れてくる。












私は---




こんなにも





君の笑顔が見たかったんだ…。








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