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叶わぬ恋でも君のために。

第21章 自分のために。

親父の会社が順調で拠点を移すことになって、俺達はこの街に引っ越してきた。



恋も終わるはずだった。



だけど俺には学校が終わると家での勉強か、習い事しかない毎日で


彩の笑顔を時々思い出していた…。


彩の家も会社を経営していて彩の父親はお祖父さんの後を継いだから


彩は生まれた時から裕福で何不自由なく育てられたらしい。



彩にはお兄さんが居たし、彩は好きなように好きなことをしていた。



俺は、彩が羨ましかったのかもしれない…。

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