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叶わぬ恋でも君のために。

第22章 君と生きる。

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秀ちゃんの運転で帰宅した。



帰り道、秀ちゃんをなだめてなだめてようやく落ち着いたようだ。


部屋に入ると晩御飯が用意されていた。
温めたらすぐに食べれる状態だ。


私の仕事が遅くなる時は何だかんだ言って
食事を作って待っていてくれる。


それがとてつもなく美味しすぎるのだ。


「お腹すいたー。何作ってくれたの?」


「今日はおつまみを色々作ったよ♪」


セロリとベーコンの炒め物
すりおろした長芋を海苔で巻いて揚げたもの
海老マヨ
野菜たっぷりのサラダ



「秀ちゃん、ほんと天才。

できないこと無いの?」


箸も会話も止まらない。




「できないこと…あるのかなぁ…?

今は無いかな?」



秀ちゃんが言うと、
全く嫌味に感じない。




「前はあったの?」



「…素直になること」


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