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叶わぬ恋でも君のために。

第4章 君と二人で朝食を

「ねぇ、眞子ちゃん…。

ずっとこのまま過ごせたらいいのにね?」



「…?」


「僕、勉強嫌いだけど眞子ちゃんと一緒に居るの楽しいし…。」


「///…。」


「期限にとらわれること無く毎日朝昼二人で食事して、くだらない話をして…」


くだらない?


「婚約者なんか気にすることなく…」



!!!…。



婚約者---


どうしてその響きに私の胸は締め付けられる?




「自由に生きていたいな…。」







秀ちゃんは…少しずつ胸の内を話してくれるようになったけど


私が社長に頼まれてしていることは
秀ちゃんをただ、苦しめているだけなんじゃないかと思うと


出世とお金のためにこの仕事を引き受けた自分が


とても情けなく思えた…。

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