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叶わぬ恋でも君のために。

第4章 君と二人で朝食を

“社長になんかなりたくない”
そう言いながらも頑張る理由。


一人で食事をしている理由。
寝室に並んでいた沢山の本。


私は…気になり始めていた。





「どうしたの?眞子ちゃん…。」

「どうしたのって、何が?」



「なんか元気無いって感じ…。」



「そんなこと無いよ…。


ただ…


秀ちゃんが優秀過ぎて本当は…


私が教えることなんか何も無いんじゃないかと思って…。」




「眞子ちゃん…。勉強が全てじゃないよ?」



え…?



「眞子ちゃんと話したり、一緒に食事をしたりして感じることも沢山ある。


人は人と関わって成長していくんだ…。」






秀ちゃん…


それは秀ちゃんに言われても説得力無いかも…。




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