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叶わぬ恋でも君のために。

第5章 好きになってはいけない人

さっき私が…
秀ちゃんのために


この任務から外れた方がいいのかなって…
チラッと思っただけなのに。


それに気付いていた…?




だけど---



“最後まで僕の傍にいてね”



その言葉が素直に嬉しかった。







相変わらず君はニコニコしながら私の手を引いて歩く。


「僕行きたい所あるから、ちょっと付き合ってね♪」



有無も言わせずに君は通り掛かったタクシーを止めた。


そして言われるがままに秀ちゃんの後に続いてタクシーに乗り込むと


「○○市まで行って下さい。」



君は此処から車で2時間も掛かる場所をドライバーに告げたのだ。

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