叶わぬ恋でも君のために。
第6章 君に溺れていく…。
明らかにちょっと付き合う距離じゃなくて
はっきり言ってビビった。
「ねぇ、そんな遠い所に今から何をしに行くの?」
「さっき言ったでしょ?
夏の思い出を沢山作りたいって。」
「え?それが今?たった今から作りに行くの?!」
「そ♪」
いやいやいや、
“そ♪”の一言で片付けるなー!
「だって今、夜の9時なんだよ?」
「知ってるって、眞子ちゃん落ち着いて?
僕達大人なんだから。」
はあ?
「明日は土曜、明後日は日曜日。
僕も眞子ちゃんもお休みってことは?」
ことは?って…
「遠出しても問題無しってこと♪」
「ちょ、ちょっと待って…土曜も日曜もって…
まさかまさか---」
「お?さすが眞子ちゃん先生、鋭い♪
ご帰宅は日曜日になりまーす!♪」
はぁぁあああ!?