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叶わぬ恋でも君のために。

第6章 君に溺れていく…。

返事をする前に唇は再び重なっていた。


キスをされても拒まない私。


今までの秀ちゃんからは予想も出来なかった濃厚なキス。


こんなキス、するなんて…。



私は素直に酔いしれていた。





---離れて欲しくない---。




そう思いながら


無意識のうちに両手を君の背中に回していた。






「眞子ちゃん、


そんな可愛いことされたら…




加減出来なくなる。」




君はもう、笑ってはいなかった。


左手を私の腰に回して、キスをしながら右手で私の胸を激しく揉み始めた。






男なんだから、こんな一面あって当然なのに、



嬉しい反面、


胸が、苦しい…。



こんな秀ちゃんを知っている女性は、何人くらい居るんだろう…。




付き合ってもいないのに


こういうこと、するんだ…。










だけど---






それでもやっぱり---









君のことが、好きだ。







誤魔化そうと頑張ってきたけど



無理みたい。







誰にも言えない恋。







けして、




叶うことのない恋が




始まってしまった…。

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