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初めて口にしたその言葉に
自分の胸がズキッ、と痛んだ。


こんな時…止めてじゃなくて
どうしてまともな嘘を思い付かないのだろう…。


止めて欲しくないのに
どうして好きな人に嘘ばっかり…。





「眞子ちゃん…どうしたの？」


「あ…やっぱりお給料もらってるんだから働かないと…。」


「ふぅん…。」


君は疑いの眼差しで私を見た。


「な、なんか今眠れそうな気がしないし…。」





「ねぇ、眞子ちゃん。」


「ん？」



「本当は、嫌だった？」


え…？



「僕に触られるの…嫌？

仕事だから今まで拒まなかったの？」



なんで－－－

そんなこと聞くの？






「それとも、サヤさんに言われたこと

気にしてる？」



秀ちゃん…知ってて…？