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素直じゃない契約

第8章 荒れる台風



海へ行って帰った後は恭介は何も言ってこなかったし、
私も聞きづらかった。
何て聞いたらいいのか分からなくて…


《台風8号は今日の夜に○○市に上陸する予定で……》

ヒュォォォォォ……


晴れていた間に干していた洗濯物を取り込む。
すごい風…


「あっ」


恭介のパンツが風でとんでいってしまった。


『よっと』


そのパンツを掴んでくれたのは理生くんだった。


「ありがとう」

『いいえー♪風強いね。今晩すごいみたいだし…』

「本当だね…」


雷鳴らなきゃ良いけど…


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