素直じゃない契約
第1章 プロポーズ?!
「何や警戒しとんのか?お前は野良猫か!!!(笑)詐欺なんかやないし、結婚したからってお前を抱いたりはせぇへん!! ほとぼりが冷めたら離婚するから、安心しろや」
「なっ…。じゃあ、何をすりゃ…」
「婚約者の振りして俺と仲良しのとこ見せつけてくれりゃあ良いんや。それだけー! な、頼むー!!」
正直こんないい話ないし、この笑顔に裏があると思えなかった…。
あたしだけで3000万払えると思えないし、もし何かあったら逃げればいいやと思った。
「…本当に3000万払ってくれんの??」
「よっゆーぅ!!契約成立か!?!?」
「ん…うん…」
「よっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!そいえば名前何て言うん?」