素直じゃない契約
第15章 当たり前
ー…
離れは暖かいので、部屋着は離れに置いてあった浴衣をきた。
「はー、暖かかった~♪あれ、恭介??」
パソコンや盗聴機などがなくなっていた。
本家に戻ったのか…
寝室の襖が少し開いていたので開けてみると、
そこには恭介があたしの布団の上で寝ていた。
「寝てる…??」
ぴくりとも動かない、本当に寝ているみたい。
恭介の隣へ座る。
「穏やかな顔してるなー…」
布団から腕が出ていたので、布団の中へしまおうとすると…
ガッ
「うぇ!?」
手首を捕まれ布団の中へ引き込まれる。