素直じゃない契約
第2章 突然の同棲
ー…
「ほら、布団」
「おぉ、ありがとな! 」
廊下はさすがに可哀想なので、あたしの部屋の床に布団を敷いた。
「こっちに少しでも入ったら殺すから、じゃ。」
「殺すって…あんなぁ沙羅、頼むからその言葉どうにかせぇやー。夫婦のふりするにその言葉づかい嫌やー」
「…じゃあ何て言えばいんだよ」
「もっとこう…清楚らしい…お嬢様らしくや!」
「むり」
無理やり寝ようとしたけど、横からぎゃーぎゃー言ってきやがった。
「その言葉直さんと3000万払わんで!? 女の子らしく頼むわ!」
「あーはいはい!!!」
「はいは一回やろーがぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「わーったよ!!!うるさい!!!寝ろ!!!」
1日色々あって疲れてたからすぐ眠ることができた。
あいつの寝言がうるさかったけど。