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和也「えっ、お礼？」

俺はちょっととぼけてみる。

雅紀「え〜ないの…？」

彼は目を伏せた。

和也「分かったから。何がいい？」

すると彼は俺の服の裾をギュッ掴み上目遣いで見た。

和也「それは反則だよ…？」

そう言って彼の唇に重ねた。

雅紀「んっ…」

唇を離すと、

雅紀「ニノ〜」

彼はまたギュッと俺に抱きつき、

雅紀「大好き…」

お決まりのセリフ…

和也「うん…知ってる…」

雅紀「ニノが好き過ぎて…吐きそう…」

和也「えっ…」

ちょっとびっくり…

そんな感じに例えるのかな…？

和也「吐いていいよ。」

雅紀「んぇ…？」

彼は俺から離れて目を見た。

和也「全部受け止めるから…」

雅紀「ふふっ…」

彼はニコッと笑って、

雅紀「ありがとう〜！」

和也「わぁ…！」

彼に勢いよく抱きつかれバランスを崩し倒れてしまった。