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俺たちは恋人同士

第94章 布団

和也「えっ、なんで聞くの…?」

雅紀「ニノが口まで隠してるから聞いた方がよかったかなって…」

俺はゆっくり布団を下げて見えるようにする…

彼はそっと指で唇に触れる…

雅紀「柔らかいもんね…ニノの唇…」

動けないで彼を見てることしか出来ない…

彼の顔がゆっくり近づく…

俺は目を閉じる…

だけど触れた感覚がなくて目を開ける。

雅紀「ふふ、ニノの顔見ちゃった。」

和也「なっ…騙した…!」

俺は後ろを向いて布団に包まった。

雅紀「ニノ〜ごめんってば〜」

和也「もう…!ばか…」

恥ずかしいじゃん…もう…

雅紀「じゃあもうキス出来ない…?」

彼は悲しい声で言った…

俺は彼の方を向いて、

和也「今度は…本物ね…」

彼はニコッと笑い体制を変え俺の上に乗り唇を重ねた…

和也「んっ…」

本物の唇の感覚が伝わった…

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