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優しい声が聴こえる

第1章 初恋

学校に行くまでの電車の中から見る景色は、いつもと変わらない。


駅に着いて学校までの距離は、いつものように早歩きになるはずだったのに、前を楽しそうに歩いている男の子のポケットから、なにかが落ちた。
私は、胸ポケットのメモ帳に書き、肩を叩く。
振り向いた男の子にメモ帳を見せ、落とし物を渡した。

その直後に肩を叩かれたので、男の子に頭を下げて学校に急いだ。



この出会いが、神様がくれたプレゼントだったなんて……。

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